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心理指導担当職員のぼやき VOL.12 ~北海道臨床心理士会研修『危機介入の基本と実践』を受けて~ 札幌市東区 児童発達支援・放課後等デイサービス てとり・てとりキッズ
先日(9月26日)にZoomで年に数回おこなう北海道臨床心理会の研修会に参加してきました。
いつも研鑽の機会を与えてくださる環境に感謝しかないです。しかもZoomで受けれるなんて安全面の配慮も嬉しい!!
この場を借りて感謝申し上げます。
さて、今回は『危機介入』という話でした。
『危機介入』と聞いても「何の話だ?」と思われる方が多いと思いますが、自然災害等が起こった際の心理的支援や、他にも自傷行為や自殺関連行動、虐待やDV被害等々、命に関わる事態になった際に緊急的に対応すること総称して『危機介入』といいます。
今回はそういった危機介入に関しての基本や実践を事例を通して先輩心理職の話を聞くことができました。
僕自身は、これまで担当している(してきた)学校等で命に関わる事案で支援をすることは少なくありません。
施設運営でもいつそういったリスキーなことが起こるのか分かりません。
リ「まさか」のタイミングで突然やってくるのです。予想もつきません。
そういった事態になった時に大切なことは、みんなが対象者に対して、同じ考えや目的を持てることだと話ていらっしゃいました。
それができない時は、組織の持つ『弱さ』が顕著に浮彫になり、支援がうまくいかないのだといいます。
例えば、日常から職員同士のコミュニケーションがうまくとれていなかったり、誰かが何かを負担し続けている状況が続いていると、組織全体として取り組むべき課題や危機的な状況が起きた時にどうなるかは安易に想像できました。
研修会で先輩心理士が「まずは大人や支援をする側が落ち着く。落ち着くためにできることって準備しかないと思います。だから『普段』が大事ですね」と仰っていました。その通りすぎですね。
そして「日頃からどんな組織なのだろうか?」と第三者的な視点でアセスメントをし、「ここ!」という危機的な状況が起きた際に出てくる『弱さ』をどれだけ抑えれるかという部分が僕にできることなのかな~と思いました。
心理指導担当職員:松本