2021.10.09
みんな
心理指導担当職員のぼやき VOL.13 ~やる気のスイッチはどこ?~ 札幌市東区 児童発達支援・放課後等デイサービス てとり・てとりキッズ
この間、宿題を一緒にやっていると、ある子がこんなことを言いました。
「今日はダメだ。やる気がしない。やる気スイッチ押して!」と…。
やる気スイッチって一体どこにあるのでしょうか?
大人でも「今日はやる気が起きない!」ということ多々あると思います。
従って、この『やる気スイッチ』の問題は子どもたちだけではなく、大人も知りたいくらいの内容なのです!
色々と興味本位で『やる気』を探していると、この本に面白いことが書いてありました。
どうやら『やる気スイッチ』は脳みその中にあるようです。(ご察しの通りですね)
その中でも脳のほぼ真ん中に左右1つずつあります。(側坐核というらしいです)
ここが活動すると『やる気』がでるらしいのですが、このスイッチはある程度刺激が来ないと活動してくれないようです。
つまり、『やる気がない』状態でも、動き出さないと『やる気は起きない』ということになります。
やる気がなくても、やり始めるしかないわけです。
根性論のようになってしまうのですが、ぐずぐずと悩んでるなら、とにかく動き出してやる気スイッチを押すしかない!っという結論に至りました。
「やる気スイッチは自分にしか押せない」「誰かに押してもらうわけにはいかない」という現実を知りました。
でもこれを分かっているだけで、「やる気のコントロール」に理解が示せるかもしれませんね。
「今はやる気ない」のなら、先ずはできそうなところから始めさせる。
そしてある程度活動をさせて、側坐核へ刺激がいきはじめた時に「ほら。今、やる気スイッチが押されているから宿題やるチャンス」と”宿題チャンス”を与える等々やり方に幅が持たせられるのかなと思いました。
心理指導担当職員:松本