2021.12.08

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心理指導担当職員のぼやき VOL.16  ~北海道臨床心理士会「子どものこころの育ちを支える」という研修に参加してきました~ 札幌市東区 児童発達支援・放課後等デイサービス てとり・てとりキッズ 

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12月5日(日)に北海道臨床心理士会で開催された第三回研修会「子どものこころの育ちを支える―福祉領域を中心に―」に参加しました。

Zoomという素晴らしい文明に感謝しながら、いつも勉強させていただいております。

今回は我々のような福祉領域に携わる心理士が『子どものこころの育ちを支える』ことを考えさせられる研修でした。

今回の研修では、『ヤングケアラー』と呼ばれる子たちの問題や、社会的な養護が必要な子たちへの問題、地域の保健センター等で活動している実践報告等々盛りだくさんでどれも勉強になりました。

特に『ヤングケアラー』に関しては、テレビCMで流れているほど社会的な問題となりつつあります。

自分の家族のケアをすることで、子どもの権利を行使できない子たちは一定数存在しており、ヤングケアラーの定義も文部科学省や厚生労働省で提唱されつつあります。

この問題を社会全体の問題として捉え、日本社会の仕組みとしてどのようなアプローチをしていくことが望ましいのかを考えさせられました。

他にも、虐待等を理由に両親と生活ができず児童養護施設という場で暮らす子たちへの支援を考えたり、心の回復(レジリエンス)を高めるための理論的な枠組みを改めて考え直すことができました。

傷ついたり、挫折を味わってもそこから回復する力を育てる為に具体的に何ができるのかな?

通所施設でも少しでもレジリエンスを高める療育を展開していきたいなぁ~と感じました。(感じただけで、具体的な方策は未だ思いつきませんが…)

 

心理指導担当職員:松本